り医師の運動処方簑が必要であり、処方箋による実施が望ましい。高齢者は筋力・瞬発力が衰えるので、運動の実施による機能の衰退防止は業務上の災害防止にもつながる。
b.健診結果で“要精密検査”の指示がある時
この結果が一時的なものか、病気の芽生えを知るために必ず精密検査を受ける。後者の場合は早期発見であり、早期治療により、早期社会復帰につながり、健康で業務可能な状態に戻れる。
(8)高齢者の疾病・災害の予防のための健康雌持増進
a.体力づくり
健康を維持するには、自分に合った体力づくりのための運動を行うことが良い。何時どこででも・天気に関係なく。たとえ短時間でも毎日実施できる運動を行うのがよい。船舶には色々の規模のものがあるが、狭い所でも実施できる、特に一人でできる運動を選ぶのがよい。例えば、ラジオ体操、歩行、ストレッチング、腹筋運動、腰痛体操等がある。ただし、中高齢者の運動には脈拍が一分間120以上にならぬように注意する必要がある。特に疾患のある場合には、トレーナーの指導を受けることが望ましい。
b.精神的な健康の維持
心の健康のためには身体の健康・克己心・平常心・心のゆとり・ストレス解消のための趣味を持つこと、人との円満な付き合い等を自然にできるように、相談できる人を身近に持つことである。
c.騒音性難聴の防止
難聴になると色々な不便・困ること等が多く安全にも影響すると考えられるので、耳鼻科の医師に相談して、補聴器を使うことが望ましい。
d.健康体力づくりへの支援
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